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青山学院大学で学べること・学部
青山学院大学は、青山キャンパスと相模原キャンパスの2つがあり、10学部24学科と、専門性の高い12の研究科を設けています。
時代の要請にこたえることができる人材育成を目標としており、全学部の共通目標として「教養と技能を身に着ける」ことを掲げています。
主に学部は、4つから成り立っています。
学際・総合から人文科学、社会科学、自然科学です。
近年、青山学院大学では文理総合大学として「知」の研究を続けています。
幅広いフィールドの中で、学部で学ぶ専門分野は、重なっているところも少なくありませんので、その関係性を通じながら、学部が構成されています。
文学部や教育人間科学部、経済法学はもちろんのこと、国際政治経済学部など国際政治に特化した経済学部もあります。
理工学部、社会情報学部、地球社会共生学部など珍しい学部があることも特徴です。
学部情報が知りたい方は、公式サイトから情報を収集しましょう。
少しわかりにくい点があるかもしれませんが、気になる学部を深く見ていくと、あなたの未来が明確にイメージできるかもしれません。
受験の傾向・入試対策
青山学院大学は、英語の難易度が全学部共通でハードルが高く、他の教科は割と、難易度が低めに設定されていることが多いです。
青山学院を第一志望にする場合は、英語を重点的に対策することと、他の科目で高得点を獲得しておくことがコツです。
青山学院大学では、一度の試験で複数学部を受験することができる、全学部日程試験を実施しています。
合格難易度は、個別学部日程よりも高くなるので自信がある学生は大いにチャレンジしましょう。
前述したように、英語の青学と言われるほど、英語が最も難しい傾向にあります。
特に、長文英語と自由英作文に注意が必要です。
難問だと言われる長文読解では、超がつくほど長い長文が出題されます。
見慣れない単語も多いので、単語対策を合わせて、長文読解の力をつけましょう。
他の科目で気を抜いてはいけませんが、英語だけはとにかく対策あるのみ。
リスニング試験などもあるので、英語が得意な学生にとっては優位です。
学生マンションも多数
文理総合大学として名を馳せている青山学院大学。
首都圏や関東近郊の学生をはじめ、全国から多くの学生が集まってきます。
その影響もあり、地方から上京してくる学生が住むための学生専用の住環境も整えられているのです。
一般賃貸では住めないところでも、学生用なら賃料も安めに設定されているので、探してみる価値はありますよ。
◎青山学院大学(青山キャンパス)生のための学生マンション|学生マンションドットコム
このような学生専用物件は、セキュリティ面もしっかり整えられているので、女子学生を一人で住ませるのが不安な親御さんにとっても安心できるポイントでしょう。

九州大学で学べること・学部
九州大学は前身となる県立福岡医学校(明治12年開設)、九州帝国大学(明治44年創立)を経て昭和22年に現在の名称になった福岡県にある九州最難関の大学です。
共創学部、文学部、教育学部、法学部、経済学部、理学部、医学部、歯学部、薬学部、工学部、芸術工学部、農学部の12の学部と学部にとらわれず、自由な修学のカリキュラムが組める21世紀プログラムからなる大学です。
学校の特徴としては、
- 研究設備の強みを生かした産学官民の連携
- 国際交流や留学に力を入れています。
特に国際交流や留学については、九州大学生の留学や海外の留学生の受け入れも積極的に行っています。
そのため、他校に比べて海外で学ぶチャンスが身近にあるといえます。
留学するための資金がないという場合は、一定条件を満たすと、奨学金が利用できます。海外で学んでみたいという方にはおすすめの大学です。
受験の傾向・偏差値
東大や京大といった他の国立大学に並ぶ高い偏差値の大学となります。
偏差値の平均は60程度で最高は医学部の67.5、最低は理学部や工学部、農学部の55です。
最難関の大学と比べると若干下回りますが、それでも難関大学として高い学力が求められます。
試験の傾向は、理数系については、過去の出題パターンを複雑にしたものや応用が必要なものといった出題のようです。そのため、暗記するよりは理解を中心とした学習の方が試験対策としては最適でしょう。英語は、他の国公立大学の問題とそれほど違いはないようです。ただ、自分の考えを英文で書く問題や、語彙数が増えつつある長文などもあり、しっかりした対策が必要です。
キャンパスライフを支援してくれる
九州大学で学べることの他に注目したいのが、キャンパスライフを支援してくれる施設です。研修用の自然豊かな山の家やSNSで情報発信をしているカルチャーカフェがあります。
他にも構内にローソンや紀伊国屋書店等の施設もあり、必要なものは構内で確保できます。住居は、家賃がかなり安い学生寮や学生向けのアパートの斡旋も行っているので生活費を抑えられます。生活費を稼ぎたいという方については、九州大学生活協同組合からの紹介で家庭教師等のアルバイトもできます。構内の設備やアルバイト、住居にいたるまで至れり尽くせりなので、快適なキャンパスライフが送れます。
どの大学を受験するか悩んでいるという方は、九州大学を検討してみてはいかがでしょうか。学びの面でも、大学生活の面でもおすすめです。

京都大学で学べること・学部
京都大学は、10学部、18大学院・研究科、と14の研究所といった多くの施設を有する日本でも有数の大学です。
明治30年の開設とかなり歴史のある大学です。
創立してからこれまで一貫している自由な学風が京都大学の特徴です。学生が将来を考え、自ら学んでいくために最適な環境が用意されています。
PCや膨大な蔵書数の図書室、実験室や一部の時間帯を除いてずっと開放されている24時間自習室がなど。
学びを追求したいならこれ以上ない良い環境です。
通学する学生については、東京のような首都圏の大学に通学する学生に比べておおらかな印象が感じられます。都会の真ん中で生活するかそうでないかの違いかもしれません。
科目の特徴として、各学科専門の科目と全学共通科目という一般教養の授業科目があります。初回生は主に全学共通科目を履修するのですが、文理とは関係なく履修が可能です。わりと自由に時間割を組めるので勉強以外のやりたいことができ、また授業以外で自主学習に励むという学生もいます。
自分の専門以外の科目で取得した単位は、自分が専攻している科目の単位に振り替えられるという独特な制度もあります。
ゼミ、研究室が多様というのも特徴の一つです。初学年から多くの情報が得られるので、自分が希望するところをじっくり選べます。注意が必要なのが希望する学部によっては、成績順というのがあります。自分の希望するところで学びたいなら相応の努力が必要でしょう。
特徴・偏差値、キャンパス・学部について
京都大学は、平均の偏差値が65と非常に高いものになっています。
最高が医学部の72.5、最低が農学部の62.5です。
入試については、偏差値が高いこともありどの科目についても相当の学力が要求されますが特に注意が必要なのが数学です。他では出題されないような問題の出題が多く、単に過去のパターンを記憶して対応するという方法では厳しいでしょう。
パターンにとらわれない柔軟な思考力が必要となります。
また、他にも論証が重視される傾向にあるようです。正しい答えだけでは足りず、その結論に至るまでの思考の道筋を順序だてて説明できるというのが求められます。
入学した後は、好きなことを好きなだけ学べる自由な環境が待っています。
偏差値が高く、東大に並ぶ難関大学の代名詞ともいえる京都大学。
入学するまでは、血のにじむような努力で勉強をしていかなければいけませんが、努力の先に待っている楽しいキャンパスライフを目指して頑張りましょう。
日本大学で学べること・学部
日本大学は日本最大の規模を有する総合大学です。
教育・研究活動を始め医療から生涯学習等、近代社会を目標に様々な活動を行っています。
単科大学のようにそれぞれ独立したキャンパスをもち、図書館は全学部のキャンパスに置かれているのが特徴で、6学部87学科・短期大学部5学科・通信教育部4学部となっています。
他に大学院20研究科・5付属病院・11高等学校・6中学校・小学校・幼稚園等を設置しており、ないものはないというように網羅されている大学の1つです。
そのためキャンパスも多く分かれているのが特徴です。
などが挙げられます。
受験の傾向・偏差値
日本大学の平均的な偏差値は50です。
ただし、学部によっても開きがあります。
主に「法学部・経済学部は60~61」、「工学部・生産工学部で48~49」、「医学部は65」です。
このように選ぶ学部によっても偏差値は変わりますので、どの学部に行くのかということも含めしっかりと考え選ぶことが大切です。
また医学部や薬学部は年々競争率が上がってきている学部のひとつです。
ただし年度によってばらつきもあるので、過去の傾向を皆がら自分が受験する際の目安をしっかり超えられるように対策を日頃からしておきましょう。
日本大学の各キャンパスに近い学生マンション
日本大学は上記のように学部によって通うキャンパスが大きくことなります。
そのため住む場所の選択を間違えると、大学に通うのも大変になってしまうため入居する際にはしっかりと自分の学部がある場所を確認し引越しや状況をするようにしましょう。
多くの学生マンションは大学の学部から選べるよう工夫がされています。
特に同じ学部でキャンパスが違う場合などもありますので、間違わないようにすることが大切です。
学生マンションは住む場所によっても家賃が若干異なりますが、安い物件であれば3~5万円台から住むことも可能です。
参考データ📌 学生マンション -日本大学法学部 – 神田三崎町キャンパス
駅チカ・大学のすぐそばとなると7~10万円だいにもなりますので、自分に合った住まいを探すようにしましょう。
日本大学は総合大学というように様々なことを学べるチャンスが多くあります。
自分の将来を考えどの道に進むのかしっかり考え選ぶようにしてみてください。
慶應義塾大学で学べること・学部
慶應義塾大学では、多様な領域をカバーする10個の学部があります。
建学以来、実学の精神を共有しながら、教育研究活動を進めています。
文学部、経済学部、法学部など基本的な学部と、理工、医学、商学、薬学、看護医療学まであります。
他にも総合政策学、環境情報学、合わせて10学部です。
長い歴史のある大学で、多くの偉材を輩出してきました。
今や慶應義塾大学は名門大学であり、歴史ある研究科が集まる大学となっています。
受験の傾向・偏差値
慶應義塾大学は、東亜最古の段階で高等教育機関になった旧制大学です。
日本で最初に設立された私立大学の一つでもあります。
慶應義塾大学入試は、難易度の高い問題を素早く回答しなければいけません。
合格するには、教科書レベルを超える知識が必要です。
過去問の演習及び、研究を行うこと。
そして、入試形態がやや変則的ですから、対策も入念に行いましょう。
慶應義塾大学の受験科目には、国語がありません。
その代りに、小論文試験を実施しています。
一般の受験生は受験科目に小論文がありませんから、勉強法が確立されていません。
小論文対策はコツコツと始めなければ突破できないので、本気で合格を目指している方は、入試直前ではなく、1年間をかけて小論文対策に取り組みましょう。
また、私立大学では珍しく、問題の形式や傾向が学部ごとに大きく異なります。
記述・論述式問題の多い学部もあれば、小論文試験以外の科目がすべてマーク形式となっている法学部の存在もあります。
こんな入試対策をしよう
外国語は、英語とドイツ語があります。
辞書を使うことができますが、慶應文学部だけです。
英単語や文章読解力、基本的な大学入試対策が必要です。
世界史では、大きな問題が4つ出題される傾向にあります。
すべてがほぼ記述式で、日本史も同じような傾向です。
合格を目指している方は、本気で小論文対策をしてください。
人文科学がテーマの文章など、長めの課題になることがあります。
難易度の高い小論文の問題文を読み慣れておくひとが大切です。
油断は禁物ですから、幅広く対策をして、出来るだけ早めに過去問に取り組みましょう。
小論文は、高校3年生になってからでは遅いとう声もあります。
早稲田大学で学べること・学部
早稲田大学は、創立以来伝統と革新を続けています。
建学の精神は、いつの時代も変わりません。
早稲田大学には、学部と学術院、大学院があります。
学術院では、政治経済、法学、文学、教育総合科学など専門に特化した学術院で構成されています。
他にも、商業、理工学、社会科学、人間科学、スポーツ、国際などがあります。
学部は基本的な学部に加えて、商学部や国際教養学部、先進理工学部、創造理工学部などがあります。
理工に特化した学部が多く、理工学系に進みたいという方には、更に専門的に学べる場が広がっています。
受験の傾向・偏差値
早稲田大学は、旧制大学の一つです。
我が国に最初に設立された私立大学の一つですから、誇り高き伝統と歴史があります。
入試の出題傾向としては、早稲田らしいような問題があります。
他の大学では見られないような難易度の高い問題が出題されるため、多くの学生が第一志望を早稲田大学にしだ場合、塾などへ通い集中して対策を行います。
国語や地歴公民ではその傾向が強く、一部の学部を覗いて、センター試験利用入試を導入しています。
一般入試では、「早稲田特有のクセある問題」に悩まされるでしょう。
意地悪な問題ではありませんが、学部ごとに難易度が異なり、英語や地歴はトップレベルの問題が出西されます。
法学部の場合は、国語がトップレベルで反対に地歴が簡単な部類に入ります。
目指している学部学科の入試傾向に合わせて、それぞれ対策をしていきたいところですね。
塾へ通われている方は、早速対策について相談すべきです。
こんな入試対策をしよう
英語は、比較的基本の内容が多いものの、試験時間に対して問題量が半端なく多いことが特徴です。
どれだけ英語が得意な方でも解けないような問題。
そして解ききれないような問題量で出題されます。
難単語はどんどん覚えていきましょう。
英語を、日本語にしなくても理解できるくらいまで勉強しておかないと、制限時間内に完答することができません。
自由英作文などの問題が出る可能性もあるため、そういった対策も怠らないようにしてください。
国語は、「国語の早稲田」と言われるほど、トップクラスの問題が出題されます。
基本的な学力は当たり前。
難しい内容の文章に触れていないと解けないような問題が出されます。
普段から岩波文庫などの難しい文章に触れておきましょう。
法学部の方は特に、忘れないように。
地歴公民、文系数学、理系数学、理科。
それぞれ学部や文系理系によって難易度が異なります。
その問題でも必要なことが、「速読力」です。
こればかりは、過去問を何度も解いたり、難問にどんどんチャレンジしていかないことには完璧に答えられません。
過去問と、どう対策していくかが重要です。
筑波大学で学べること・学部
筑波大学のオープンキャンパスにきた学生は、一目見て驚きます。
「ここは日本か!?」と驚くそうです。
筑波大学は、キャンパスから遠くに筑波山が見え、ループを緑取る緑の並木、そして、どこまでも伸びているペデストリアンウェイがあります。
キャンパスの美しさといえば、全国的にとても有名です。
筑波大学では、様々な面で「開かれた大学」であることを目指しています。
固定概念にとらわれない、柔軟な教育研究組織。
そして、次世代を担う新しい大学の仕組みを損説して実現することを理念としています。
筑波大学では、幅広い教育研究活動を展開することが可能な「総合大学」として君臨しています。
それぞれの学群では、専門的なことを学びながら、人間味のある人材を育成しています。
筑波大学には様々な学群と学類があります。
人文・文化学群、社会・国際学群・生命環境や理工、情報や医学。
そして、人間学、体育専門学、芸術専門学群などがあります。
研究科や専攻も様々で、ビジネスや教育、システム系などそれぞれ進みたい分野で専攻を履修していきます。
筑波大学の特徴といえば、グローバル教育院があるということ。
学位プログラムなどの実施、運営を行うことを目的として、設けられた教育院です。
現代社会はグローバル化なしには生きられない世界となりました。
そこで活躍していく、最先端の人材育成を目指しているのです。
受験の傾向・偏差値
筑波大学の入試では、難問や奇問がいたずらに出題されるのではなく、どの科目でも基礎に重点を置いた入試問題となっています。
センター試験の配点は決して低くありません。
どの学部でも一定の倍率で、選抜が実施されますがどれも80%程度の点数がほしいところですね。
一般的な国立大学のセンター試験とは違い、5教科7科目入試ではありません。
学部は学群と呼ぶのが特徴ですが、学群によっても配点や入試科目などが異なります。
後期の試験では、小論文や面接があります。
筑波大学の2次試験では、受験社葬に対して基本的な内容を問う出題傾向があります。
2次試験でかなりの高得点を取るものが続出する可能性がありますから、どちらの試験でも高得点を得ておきたいところです。
文系学群では2から3科目、理系学群では2から4科目の試験が課されています。
どの科目でも、標準レベルで解くことができる内容が多いと言われています。
こんな入試対策をしよう
筑波大学の英語は、例年長文読解が2問、英作文が1問、合計3問編成で出題されています。
長文読解に関しては、1,000語程度、700語程度の文章が出されます。
和訳や下線部の説明、内容の一致など様々ですが、標準的な問題ばかりです。
長文の問題はかたほうが評論や小論文などの文章で、もうかたほうがエッセイなどの要約というものもあります。
特別な対策は必要ありません。
過去問を解くことと、基本的な知識を身に着けておきましょう。
国語では、文系と医学郡の一部で課されます。
現代文2問、古文、漢文からそれぞれ1問ずつ出題されます。
医学郡では、現代文のみ2問出題され、試験時間が短いという傾向があります。
現代文は例年、評論または小説の問題となっています。
国語に関しては過去問を解くだけではなく、その他大学の文学部用の問題を解くなどの、表現技法の説明などの問題に触れる必要があります。
数学は、他の国公立とは違って筑波大学が英語、国語、社会での受験が可能なため、避けることも可能。
一般的には、論述問題に載っているようなものが出題されたり、基本的な曲線や方程式、証明問題などが出題されます。
社会は、世界史、日本史、地理、論理に分かれています。
論述問題が多く、慣れが必要であることから過去問を解く際には時間制限を設け、高校の先生や塾の先生に添削してもらうなどの対策が必要です。
理科は、物理、化学、生物、地学が出題されます。
例年似たような傾向の問題が出ていますから、こちらも過去問対策が効率的だといえます。
覚えている範囲内でも、入試科目に含まれている範囲はすべて、復習しておきたいですね。
センター試験の仕組み
大学入試センター試験は、大学と大学入試センターとが協力して実施しています。
各大学の先発方法の推進役として入試センターという存在があります。
大学入試センターは、大学に入学を志願している生徒の、高校時においての基礎的な学習を判定します。
国公私立の大学が、それぞれも度付いている創意工夫や判断基準を元に利用し、大学教育を受けるにふさわしい方を多面的に判定します。
大学センター試験の運営は、2つが協力して行っています。
まず、志願者は大学入試センターへ出願と受験をします。
大学入試センターは、成績通知を行います。
大学へは、成績の提供、そして大学はセンター試験に参加要望を出します。
大学は志願者に合否通知を出します。
検定料は、3教科以上で受験が2万円程度。
2教科以上で1万円程度となっています。
生徒は、それぞれ高等学校卒業見込み者が在学している学校を経由して志願します。
試験会場は、出願時に在学している学校が所有している試験地区内の試験場となります。
どこでもセンター試験が導入されている
今や、国公立だけではなく私立大の約80%が、センター試験に参加しています。
国公立大と私立大のセンター利用入試では、受験科目の数や傾向が異なります。
国公立の大学入試は原則として、個別学力検査として試験を行い、センター試験との総合点で合否が判定されます。
センター試験では、ほとんどの国立大が5教科から7強化以上を課しています。
私立大のセンター試験は、3教科受験で出願可能なところが多く、比較的国公立よりも集中した入試傾向となっています。
ただ、国公立大の出願先は、センター試験が終わってから自己採点して決めることができますが、私立大は募集締め切りがセンター試験前ですから、出願時期に注意が必要です。
ややこしい仕組みとなっていますが、センター試験を受けることができる条件が備わっているのなら、ぜひ利用したいですね。
センター試験の利用方法
高校3年生になったら、受験方法を決めますよね。
その際、センター試験は1月に実施されますから、高校3年生4月の場合は9か月後が本番となるわけです。
受験科目を早めに決めておきましょう。
効率的にセンター試験対策を始めるには、先に受験科目を決めておく必要があるのです。
私立大の場合は、センター試験利用入試の受験を想定して、どの科目で利用できるのかを調べます。
第2・第3志望まで含めて、決めておいてください。
志望校がセンター試験を、どれだけ重視しているかもチェックしておきましょう。
国公立大の場合は、センター試験と2次試験の合計で合否が決定します。
センターを重視するのか、2次試験を重視するのか。
大学によっても、学部によっても異なります。
配点比率は事前に確認することができるので、知っておいて損はありません。
AO入試ってどんな入試?
AO入試とは、学力や高等学校時の成績に限らず、受験生の素質や実績、意欲を元に大学が求めている学生像に当てはまる学生を合格させるという入試方法です。
大学は、「成績が良い人」だけを求めているのではありません。
将来何になりたいのか、今、何を得意としているのか。
より専門性を高められる、自分の可能性を高められる生徒を求めているのが、AO入試です。
たとえば、将来は外交官になりたいという生徒がいるとしましょう。
そのために、大学では英語を勉強し、国際関係論を学びたいという明確な意思、意欲、目的がある生徒は有利です。
AO入試とはそもそも、アドミッションズ・オフィスの略語です。
1990年に慶應義塾大学で初めて導入されました。
学力だけでは、計り知れない才能を発掘する。
それが、AO入試なのです。
講義理解力試験などで合否が決まったり、グループディスカッションや面接、小論文などを書く入試もあります。
難易度はとても高く、秀でた性質を持っている生徒しか受かることができません。
AO入試では、志願理由書などの書類審査があることが特徴的です。
面接は必須と考えて良いでしょう。
グループ討論などでも、一人一人の考え方や発言能力が見られています。
AO入試はどこにでもあるのか
国公立、私立大学を問わずにAO入試を取り入れる大学は増え続けています。
2013年は、536大学1326学部がAO入試を行っています。
来年度からは、東大や京都大学も実施する予定だと決定しています。
AO入試で合格する人数は、比較的多くなってきています。
大学合格者の約8.6%ほどがAO入試で合格しています。
推薦入試とは違い、出願できる生徒数に限りがないことも特徴です。
AO入試は、比較的受けやすく興味関心意欲のある制度が、積極的に大学を受験できるチャンスなのです。
AO入試を実施している大学も、意欲を重視し試験を取り入れていることがよくわかります。
AO入試の流れ
一次試験では、書類審査が行われます。
二次試験に進むと小論文や面接があります。
大学学部によっては、グループディスカッションや講義理解力試験、プレゼンテーションなどが行われます。
将来なりたいことが決まっている人にとっては、AO入試はとても受けやすく、合格率が高い入試形態でしょう。
何も決まっていない方にとっては難易度が非常に高いかもしれません。
早めにスタートをきっておくと、AO入試と一般入試を併願して対策することができます。
入試の違いを理解して、それぞれ対策していきましょう。
工学部で学ぶこと
工学部では、幅広い分野に分かれています。
基本的に必要なものは、数学、物理化学です。
主に理数系の方が工学部に向いています。
たとえば、工学分野の電気系でいえば、システムや制御、情報・通信について。
デバイスや物性、回路などを学びます。
建築系では、構造学や建築について、材料などの領域を学びます。
科学系では、ナノサイエンス、バイオテクノロジー、エネルギーなどを学ぶことになるでしょう。
機械系の場合は、熱力学、流体力学、制御理論、機械加工などを学びます。
中学などで理科を学びますよね。
それよりも、高度な専門知識を学ぶことになります。
どんな資格を取るのか
工学は、社会で幅広く役に立っています。
たとえば電気系の場合は、電気技術者の資格を取得します。
無線技術者の資格も取得できますし、建築系機械系も様々な資格があります。
もちろん、高等学校の教員免許を取ることも可能です。
建築学を学ぶと、建築士の資格を取得し環境に優しい家を設計したり、教員免許を取得して工学の未来を切り開く学生を育てることも可能です。
おすすめの就職先
工学を簡単に言えば、「ものづくり」です。
社会のおいしゃさんだと言っても過言ではありません。
生活環境の中にある、「もの」を作る仕事につくことができます。
電化製品や、机、自動車、お風呂などもすべて「ものづくりのプロ」が開発し、作っています。
こういった仕事は常に工学と関わりがあります。
会社の建築の設計や、実際に建てるのも工学の仕事。
日常生活では、ざまざまなことが工学と密接にかかわっているのです。
将来、電気系、またはIT系、建築系。
進みたい分野が決まっている方は、工学部でより専門的な知識を習得しましょう。
分野が定まっていない方は、工学部に入り、「何を作りたいのか」を考えてください。
ものづくりが好きな人は、誰でも工学部に向いています!