AO入試

AO入試ってどんな入試?

AO入試とは、学力や高等学校時の成績に限らず、受験生の素質や実績、意欲を元に大学が求めている学生像に当てはまる学生を合格させるという入試方法です。
大学は、「成績が良い人」だけを求めているのではありません。

将来何になりたいのか、今、何を得意としているのか。
より専門性を高められる、自分の可能性を高められる生徒を求めているのが、AO入試です。

たとえば、将来は外交官になりたいという生徒がいるとしましょう。
そのために、大学では英語を勉強し、国際関係論を学びたいという明確な意思、意欲、目的がある生徒は有利です。

AO入試とはそもそも、アドミッションズ・オフィスの略語です。
1990年に慶應義塾大学で初めて導入されました。

学力だけでは、計り知れない才能を発掘する。
それが、AO入試なのです。

講義理解力試験などで合否が決まったり、グループディスカッションや面接、小論文などを書く入試もあります。
難易度はとても高く、秀でた性質を持っている生徒しか受かることができません。

AO入試では、志願理由書などの書類審査があることが特徴的です。
面接は必須と考えて良いでしょう。
グループ討論などでも、一人一人の考え方や発言能力が見られています。

AO入試はどこにでもあるのか

国公立、私立大学を問わずにAO入試を取り入れる大学は増え続けています。
2013年は、536大学1326学部がAO入試を行っています。
来年度からは、東大や京都大学も実施する予定だと決定しています。

AO入試で合格する人数は、比較的多くなってきています。
大学合格者の約8.6%ほどがAO入試で合格しています。
推薦入試とは違い、出願できる生徒数に限りがないことも特徴です。

AO入試は、比較的受けやすく興味関心意欲のある制度が、積極的に大学を受験できるチャンスなのです。
AO入試を実施している大学も、意欲を重視し試験を取り入れていることがよくわかります。

AO入試の流れ

一次試験では、書類審査が行われます。
二次試験に進むと小論文や面接があります。
大学学部によっては、グループディスカッションや講義理解力試験、プレゼンテーションなどが行われます。

将来なりたいことが決まっている人にとっては、AO入試はとても受けやすく、合格率が高い入試形態でしょう。
何も決まっていない方にとっては難易度が非常に高いかもしれません。

早めにスタートをきっておくと、AO入試と一般入試を併願して対策することができます。
入試の違いを理解して、それぞれ対策していきましょう。

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